大学受験や就職活動の面接で茶道部で学んだことを話したいけど、うまくまとまらなくて、どうやって話したらいいか悩んでいるあなた!
この記事では、茶道部で学んだことをこんな風に話したらイイ感じにアピールできるんじゃない?ということをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
どうしてこの記事を書くに至ったか…
それは、私も学生時代に悩んだからです。
私は高校3年間茶道部に所属していたのですが、部活は週に2回と他の部活に比べて回数も少なく、私自身は部長をやっていたわけでもないため、アピールするには材料が少なく、なかなか難しかったのです。
それから約10年、今でも茶道を続けていますが、大人になってみてあの時こう話したらよかったのかも!と思うところがあるので、私と同じく悩んでいる方がいれば、ぜひ参考にしてもらえたらなと思って書くことにしました。
ぜひ参考にして、茶道部で学んだことを良いアピールポイントにしてください‼
どんな場面でも活かせること間違いなし!
あなたが茶道部で学んだことはどんなことでしょうか?
いくつか書き出してみましょう。
抹茶の点て方、畳の歩き方、帛紗のたたみ方、礼儀作法、思いやりの精神やおもてなしの心…などでしょうか。
茶道部で学んだことは大きく2つに分けられると思います。
・実用的なこと:抹茶の点て方、畳の歩き方など
・精神的なこと:思いやりの精神やおもてなしの心など
実務的に学んだことは抹茶を点てる機会だったり、畳を歩く機会がないとなかなか実践する場面がありません。
ですが、精神的に学んだことであれば、どんな場面でも実践することができます。
というのも、生活している様々な場面で、例えば「思いやり(礼儀)」が必要ない場面があるでしょうか?
ありませんよね。
どんな大学・学科であれ、どんな業種・職種であれ、人と関わりがない場面はありません。
例えば大学生であれば、今の時代はオンライン授業でしょうか。
人と接する機会は極端に少ないかもしれませんね。
ですが先生や教授へ連絡するなど人と関わる機会がないなんてことはないと思います。
そういった意味で、どんな環境になろうとも、茶道部で精神的に学んだことというのはどんな場面でも絶対に活かすことができると感じています。
面接や自己PRのポイント
学んだことを履歴書に書いたり、面接で話す際、ポイントになるのは
・茶道部でどんなことを学んだのか/何を経験したのか
・それを今後どう活かしていくのか
というところです。
何を学んだのか/経験したのかというところは一番オリジナリティが出て、面接官も注目するポイントです。
なので、ここはどんな些細なエピソードでも構わないので、自分の言葉で、自分が体験したエピソードを話しましょう。
と言っても、やはりなかなか言葉が出てこないですよね。
エピソードがないわけではないけど、なんて言ったらいいか、どうまとめたらいいかわからないということだと思います。
例があればまとめやすくなると思うので、以下の項目では実際に私が茶道部で感じたことや体験したこと、そしてそれから学んだこととそれを今後どう活かすかを書いてみました。
ご自身の学んだこと、茶道部での経験を振り返るきっかけやエピソードをまとめる参考にしていただければ幸いです。
学んだこと① 作法を通した気遣いの大切さ
お抹茶をいただくとき、茶道の作法では3回頭を下げます。
- 1回目はお隣の方へ「お先に」と、先にいただくことを気遣って一言かけます。
- 2回目はお抹茶を点ててくれたお点前さんへ「お点前頂戴いたします」と、点ててくれたことに感謝をします。
- 3回目は抹茶そのものに、抹茶をいただけることに感謝します。
初めてこの作法を教えてもらったときは、「1杯の抹茶を飲むのに3回も頭を下げるんだ!」とびっくりしたものですが、「だれに」ということを考えると、3回というのも納得でした。
お抹茶を点ててくれたお点前さんと抹茶に感謝をするのは、食事をいただく前の「いただきます」と共通しますが、隣の方へ「お先にいただきます」と気遣った一言というのは目からウロコで、おもいやりの気持ちを大切にする茶道ならではだと感じた経験でした。
実際に、先に抹茶を振る舞われた方が、何も言わずに飲み始めるのではなく、隣の私に気遣って一言「お先に」と言ってくれたときは、その気遣いを感じてうれしくなりました。
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「お先に」のように、一言で気遣いできる場面は多くあると思います。
例えば、これからこちらに来ようとしている方に「お気をお越しください」と一言添えたり、雨の中来てくださった方に「足元の悪い中ありがとうございます」と声をかけるなどです。
その一言がなくても支障はありませんが、一言あると気遣いを感じられ、言われた方も気遣いを感じてうれしくなる、そんな対応を心掛けたいです。
学んだこと② 上品な所作で相手を大切にすること
お点前を勉強する中で、所作のなかでも、上品な所作が身に付きました。
例えば、茶道を大成させた千利休の言葉に「重きを軽く、軽くをば重く」というものがあります。
これは重いものはさも軽そうに、軽いものはさも重そうに扱うことでより丁寧に扱っていると表現する所作です。
それから、お茶碗を持って運ぶ時などは大木を抱えるように、持った道具と自分の体の間の空間を大きく取ることでゆったりと優雅に見せる所作もあります。
他にも、お点前の一連の動作は自分の呼吸と同じくらいゆっくりと、一定のリズムで行うことで、一つ一つの動作に余裕が生まれます。
このお点前をする中で身についた丁寧で優雅な余裕のある所作は、とても上品に見えます。
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茶道の礼儀作法もビジネスマナーも日常生活を円滑にする行動なので、根本は同じものだと思います。
ビジネスマナーのひとつに「相手の持ち物を大切にする」というものがありますが、相手の持ち物を大切に扱うことで相手自身も大切にしていると表現することです。
茶道のお点前で身についた上品な所作を、相手を大切に扱っていると表現することで活かしていきたいです。
③亭主(ていしゅ)をして学んだおもてなしの心
茶道のお茶会は亭主(ていしゅ)というお茶会を主宰するホストのような人がいて、招待されたお客さんがいて作られます。
亭主はお客さんがお茶会を楽しめるようにおもてなしをするのですが、例えば道具の取り合わせを工夫し、お茶会に季節感を持たせたりします。
ですが、本当のおもてなしとは心の持ちようの話です。
ただお客さんにおいしいお抹茶を飲んでもらう、というのが茶道の本来の姿で、お客さんのために最高の一杯を点てることが、最高のおもてなしなのだと学びました。
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私は緊張しいで、文化祭のお茶会でお点前をしたときは手が震えるくらい緊張してしまったのですが、「お客さんにおいしいお茶を点てよう!」と抹茶を点てることだけに意識を向けることで、不思議とドキドキした心臓が落ち着いたのをよく覚えています。
仕事では、失敗したらどうしよう、うまくできなかったら困るなどと不安な気持ちもありますが、自分の本来すべきことを思い出して、目の前のことに集中することで最高のパフォーマンスをしたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
現在の様式な生活の中では、実務的に学んだことを活かせる機会がなかなかないのが残念なところです。
ですが、上記のように、精神的に学んだことはどんな環境になっても活かせるものです。
ぜひ私が学んだこととどう活かすのかというのを参考にして、ご自身の学んだことや経験を振り返るきっかけにしていただければ幸いです。
面接、頑張ってください!
準備しただけ、結果もついてくると思いますよ!
悔いが残らない、良い面接になりますように。
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