各地で梅雨入りして、じめじめした日が続きますね。
日によって気温差も激しく、うっかりすると風邪をひきそうです…🤧
今日はお釜から出る湯気が目視で確認できました。
最近は暑い日が続いていて湯気が見えなかったので、湯気が見えるということは涼しい日だったのですね。
お菓子はびわのゼリーをいただきました。
今日のお稽古~更好棚(こうこうだな)/貴人点/薄茶~
今日は更好棚(こうこうだな)で貴人点・薄茶のお稽古をしていただきました。
6月なので風炉のお点前です。
貴人点は身分の高い方にお茶を差し上げるときのお点前です。
お茶碗を貴人台に乗せてふるまうのですが、これが四ヶ伝の「台天目」の点前と茶碗が台に乗っているところが似てまして…💦
かたや四ヶ伝、かたや小習、しかも今回は薄茶だったので、全然違うのですが、”台に乗っている”という点で作法がごちゃごちゃになってしまいました。
そこで自分がどんなところがごちゃごちゃになってしまったかを整理してみました!
まとめてみてスッキリ!
頭の中がしっかり整理できれば、次から迷うこともなくなります。
こうしてわからないこと、迷ってしまうことがあれば、先生に質問したり、自分で調べて解決することが上達への一歩になるのだなと改めて感じました。
蓋置は、なんと!鬼さん!
今日は棚でのお点前だったので、陶器の蓋置を使用しました。
使った蓋置はこれです!
赤いパンツを履いて、窮屈そうに体を小さくしている鬼の蓋置です!
そのユーモアたっぷりな見た目もさることながら、首根っこのところが少しくぼんでいて、柄杓がぴったりと収まり、使い勝手も◎なすばらしい蓋置なのです!✨
数年前、私の先生が当番だったお茶会で使われていたものなのですが、私はこのお茶会で大変感激したことを覚えています。
なにに感激したかというと、「趣向を凝らしてもてなしをすることのおもしろさ」です。
このお茶会は6月に開催されたのですが、この鬼の蓋置は6月末ごろに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」という邪気払いに関連して組まれたものでした。
棚は溜精棚(りゅうせいだな)で、巻かれたつるが朝顔のつるを連想させます。
主茶碗は氷裂青磁(ひれつせいじ)で、爽やかな青とヒビが入った様子が氷のように見えて涼しげに感じます。
他のお道具も時期に関連したものだったと思うのですが、写真も撮っておらず、数年前で記憶もあやふやで…。
それでも、趣向を凝らすということはこういうことか!ととても感動したことをよく覚えています。
それで6月になったので、先生にお願いして出していただいたのですが、先生は鬼の蓋置を持っていたことをすっかり忘れていたようです…💦
今日は数年ぶりに思い出の蓋置を使うことができてうれしい日でした。
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